このレビューはネタバレを含みます
最強のふたり✕最高の人生の見つけ方✕人種差別と少しの音楽。
戦後、まだ人種差別が一般的だった頃のアメリカを舞台にした実話ベースのストーリー。国人ピアニストとイタリア系ゴロツキといった色もタイプも違う二人のロードムービー。
互いの人種や信念、育ちが違い過ぎて理解がしあえない二人の関係が、旅の途中の様々な出来事を通して少しずつ変わっていく。物語の前後半で起こる似たような出来事の捉え方が、二人の心情にリンクしていて面白かった。ところどころで挟まれるジョークや、とても美味しそうに食べるシーンもあり、テーマは重いもののほっこりできる映画だった。