荒くれものの主人公のところへ、ある依頼が来る。
黒人のピアニストのツアーへ運転手として同行すること。
始まる前はストーリーだけみて、主人公は荒くれ者だけど、実は優しいのかなんて思っていたが、そういうわけでもなく、黒人が使ったコップをゴミ箱に捨てるほど、嫌っているようであった。
初めは嫌々、ほとんどお金のために同行する主人公であったが、律儀にピアニストのためにやや暴力的にスタンウェイを準備したり、黒人への差別を文字通り目の当たりにして心が揺れ動いていく。
ピアニストという立場であって、上流階級から呼ばれるが、黒人を認めているわけではなく、流行を捉えている、ある種のステイタスとして認めているだけの現実。
表では持て囃すが、「何いってるの?当たり前でしょ」と言わんばかりに、黒人用のトイレに促される。
そんな運転手とピアニストの、葛藤や心の動きが胸をつく。
そんな時代だからこそ、ラストシーンはひょっとして、、、と思ったりもしたがそれは見てのお楽しみ
余談だが、映画が始まって数十分はアラゴルンがなかなかの中年のおじさんなっていることの衝撃が強過ぎた 笑
お腹、お腹が、、、、