アラゴルンの姿は見る影もないヴィゴさんの役作り。下品で粗野だけど家族思いのチャーミングなイタリア移民を見事に演じています。
途中で話題に上がるボストン・セルティックスとは、アイルランド移民の街ボストンを本拠地とするNBAチーム。
当時のセルティックスは、レジェンド、ビル・ラッセルを擁して無敵を誇り、NBA優勝8連覇の最中でした。(後世でマイケルジョーダンを以ってしてもなし得なかった偉業)
そんな大スターである彼らでも凱旋訪問で迫害を受けていたなんて。
もはや差別が文化と言える、象徴的なエピソード。
そんな人種差別を取り上げたアカデミー賞優秀作品賞ということで、それはそれはヘヴィな内容だろうと身構え観賞しました。でも予想に反し、本作は全編通して温かな雰囲気に包まれたハートウォーミングな良作でございました。
クリスマスシーズンに再観賞したいです。