アイデンティティーと差別について考えさせられる映画でした。
上流階級の教養のある黒人
イタリア系アメリカ人の教養のない白人
普通という言い方はよくないのは承知しております。ですが、この映画の背景になる時代には普通は逆の立場にある二人はアイデンティティーを探している。
北部と南部の差別の激化した時代に、南部でツアーを始めるドク。
ドクのどこか心のない表情に気を配るトニー。
トニーはドクに気を配りながらも、自分自身の心の変化には気付いていない様子。
この映画の見処は主人公二人が友情を基にアイデンティティーをお互い見つけていく映画だと思います。