♯193 クリスマスに観る映画第二弾
50年代のアメリカが舞台。
NYのブルックリン育ちのイタリア系ナイトクラブの用心棒(元軍人)と、アフリカ系の天才ピアニストのバディストーリー。
人種差別によりトイレ・レストラン・ホテルまで有色人種と白人を区別している時代にアフリカ系でも宿泊できるホテルガイド[グリーンブック]を頼りに南部の州の各所を新社のキャデラックで巡業するお話です。
◆良い点/注目ポイント
・ピアニストの高潔な人格と、柄の悪いイタリア系という組み合わせがとても良いバランス。ドン・シャーリーは、セレブで上品だけど人種で迫害され、トニー・リップは、金欠だけど一応白人の施設は利用できるがカソリックの為宗教絡みで差別されるなどお互いの境遇に対して理解が有ります。
・ケンタッキー州のKFCのバーレルセット…
ヨダレが出てきます。
・50'sキャデラックの内装が、よく分かりました。内側の窓枠の金属のステンレス部分や、ヘッドレストの無いシートなどカッコ良すぎます。小学生の頃使っていた筆箱にこの型のキャデラックが描かれていたので感慨深いです。
◆改善点
・なし。
◆総括
・ラストの展開は最高でした。
高価な物に囲まれるよりもっと価値のあるものを拝見しました。
-2019年193本目-