そぼろ

グリーンブックのそぼろのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.3
ピーター・ファレリー、こんな映画作れたの❓もっと早く教えてよ❗️ 


人種差別が大きなテーマにある中で、あれだけ笑えて、きちんと見る者の心に投げかけられる。 
泣けた❗️ 
笑えた❗️ 
感動した❗️ 
の一言では言い表せない完璧な作品でした🥺 


ドンは気品高く、紳士的なキャラクターですが、
心のどこかにずっと「何か」を抱えていて、それをしっかり説明する訳ではなく、物語の終盤辺りで感情昂り、独白する程度に抑えているところが私は良いな〜、と思いました。 


ドンはこんなに辛い人生を歩んできました😱❗️ 
と、鬱々とした回想が入ると、ドンを知る上では重要だけれど、「グリーンブック」の二人の物語としてはどうかな…🤔💭❓ 
ということになりそうなので。 


すごくバランスのとれた作品だったな〜 
この一言が言いたい👍 


たんまりと肥えたヴィゴ・モーテンセンも、やっぱりかっこいいのですよ 
彼も本当にカメレオン俳優というか、一番好きなのは「ギリシャに消えた嘘」でのセクシーな富豪役なんですけど🤣笑 
ヴィゴ・モーテンセンではなく、完全にトニーだったし、トニーもただの荒くれ者ではなくて、家族想いの良い父親なところも素敵だった😢💕 
あのエンディング最高ですよね〜 
頭から離れない❗️ 
たっぷり感動したあと、クスリと笑ってスッキリ笑顔で映画館を去れる💯 


マハーシャラ・アリはなんだかイケてるオジサン俳優、「この人いつも良い映画の、良い役で出てるよな」っていう印象だったのですが、(どんな印象だよ) 
「オイオイ…まじかよマハーシャラ・アリ…」という印象に変わりました🤣🎉 
何が言いたいのかと言うと、とにかく素晴らしかったのです😭 
「ムーンライト」も「キックス」もキャラクターは違えど、黒人貧困層の役で、「グリーンブック」で言うところの上を見上げる側の人間だったわけですが、今回はブルジョワジー的キャラクターで(実際のドン・シャーリーの出生については存じ上げませんが)、こんなにスマートで美しいキャラクターをも演じられてしまうのかと驚愕したのです👏 


いくら肌の色で差別されようとも、決して屈しず、しかし精神では負けず。 
なんて勇気のある男なのだ、ドン・シャーリーよ。 


最近、「キックス」「ビールストリートの恋人たち」「マイサンシャイン」を見たので、人種差別が如何に恐ろしく汚らわしいものか、改めて気付かされました。 


有名なピアニストとしてあれだけ歓迎されながらも、白人の客とおなじトイレ、レストランを利用できない。 
え?あれだけ演奏喜んでたじゃん! 
ようこそ、って笑顔で迎えてくれたじゃん! 


基本的にコメディチックに進むので、差別を描いたシーンが一際、悲しく感じる。 
胸が締め付けられました。 



そして、作品を彩る最も美しいアイテムといえば…グリーンのキャデラック‼️🚙 
車には全く詳しくありませんが、映画を見てるとよく出てくるよね、キャデラック❗️ 
映画で映えるように、オリジナルの色より鮮やかなターコイズグリーンに塗っているのだとか。 
たしかに、「ラブ&マーシー」のキャデラックと色が違う❗️ 
※(最後の画像) 


「グリーンブック」と言いながら、そこまでグリーンブック読まないやん❗️ってツッコミ入れながら見てたけど、ちゃんと中盤から出てきて安心しました😦笑  #グリーンブック
#greenbook
#greenbookmovie
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