最強の二人を彷彿とされる物語で個人的にすごく好き。
ただ、最強の二人のようにわかりやすい構図ではなく、もっと複雑な階級、人種などの要素が絡まり合ってる。
だれかを抑圧しているだれかは、だれかによって抑圧されている。
差別は個人的なものじゃなく、その土地のしきたりですっていう言葉が象徴的。自分たちがやっているんじゃなくて、そういうもんだから勘弁してよっていうことで、永久に差別はなくならないんだとおもった。
でもちょっとモヤモヤしたのは、社会問題にまで話を広げたのに、最終的には、個人に還元してしまっている感がなんかなあ……結局ひとりの人間として接すればわかるっていう話なのか…
なんにも問題は解決されていないしなあ……
