1960年代、イタリア系白人運転手と黒人ピアニストのロードムービー。
今更ながらやっと見れました。
やはりヴィゴとマハーシャラ・アリの2人が素晴らしい。
ヴィゴはもはやアラゴルンの面影はなし。太ったイタリア系アメリカ人のおじさんを見事に演じています。
白人社会では当たり前のように差別され、
黒人社会では気取っていると受け入れられず、自身の内面の秘密もあり、常に孤独を感じながら生きるドク。
才能と教養もあり、気品があるようだけれど、どこかいつも心ここに在らずな雰囲気のアリの演技が素晴らしかった。
フライドチキンのシーン、良かったなぁ。
あと、ドクの最後の勇気に心打たれます。
2020年の今でも人種差別はアメリカ社会に根付いていて、無実の黒人男性が殺され、1960年代の映像を見せらているんだろうか?というほど、大きなデモ(暴動)に発展しました。
王道ながらこういう人種の違いを超えた友情ストーリーはなんだか救われる気分になります。
こんなエピソードに溢れた社会になれば良いのに。