2019/劇場鑑賞88本目
韓国に実際にある廃墟と化したコンジアム精神病院にYouTuber達が突撃するというフィクション映画。
最近ドラマでもアクションでも韓国映画が激アツでして、そんなところに韓国歴代2位のホラーが飛び込んできました。そんなの見るしかないでしょ！
感想はというと、観なきゃよかったレベルで怖かったです。自分が怖がりというのもありますが、こりゃ相当でした。
最近流行り？のサイコ系ゴアホラーの系譜ではなく、正統派お化け屋敷ホラーになってます。
演出が素晴らしいです。
まず撮影なんですが、劇中ではほとんどお化け屋敷に突撃するYouTuber達が身につけている小型カメラで撮影されています。それでそういうカメラって画質が粗かったり、やたら広角だったりで気色悪いし、pov視点になるので恐怖感倍増なんですよ。
他にも動作感知カメラや暗視カメラの演出もキレキレでした。
こういうのって結構使い古された感あるんですけどちゃんと演出したら怖いもんは怖いし、巧さに惚れます。
恐怖演出とホラー造形も良いです。正統派びっくりさせ系演出が続くんですが、出す前のタメが素晴らしい。特に後半の演出が神がかってます。あのもういい加減襲ってきてくれぇー感たまらん。久しぶりに心臓バクバクしました。
邦ホラー味のある造形も怖くて、トシオ以来の衝撃でした。井戸も出てくるしもうやめて…
物語はやっつけ感がありますが、ホラーは恐けりゃいいんでそこは無視で。序盤のパリピクソゴミYouTuberの蛮行に耐えれば、後は最恐最悪の制裁が待っていて快感が得られるので是非観てみて下さい。
あと台湾ホラー？の『怪怪怪怪物』に似てます。
それにしても最近韓国映画がほんと激アツだー。
