にしやん

コンジアムのにしやんのレビュー・感想・評価

コンジアム(2018年製作の映画)
3.0
韓国ホラーは久しぶりということで、何となく鑑賞。観てて「ブレア・ウィッチ・プロジェクト 」思い出したわ。今から20年くらい前かな。あれはまあまあ良かった気いするわ。POVの走りやろな。
打って変わって本作「コンジアム」ではGoProで自分の顔と写しと自分視点を同時に撮れるようにしてるんやな。それが6人おる訳や。まあまあ考えたな。
「ブレア・ウィッチ」はカメラが手持ちのブレブレでなんか酔いそうなったん覚えてるわ。そやけどこっちは全くブレなしで全然酔わへんかった。そこは良かったかな。次に良かったんは、欧米のホラーにある神とか悪魔とかそういう宗教的な要素が全くあらへんところかな。わしあの神とか悪魔とかとか苦手やわ。やっぱり東洋人の仏教徒には、その下地がないさかい、本質的にあの怖さが分からんと思うねんな。まあ後は、映画人として昨今の若いYouTuberをちょっと揶揄してるとこくらいかな。映画人としてのせめてもの意地かいな。
アカンとこは、ストーリーや演出として、新味がなくいっこも怖ないとこ。これは致命的や。扉の音が「ガチャン」とか「バーン」がいっちゃんビビったわ。(というか、目が覚めた)それと昼間は男の登場人物の区別がついてたんやけど、真っ暗になってから、顔がなんかみんな一緒に見えてきて、誰が誰やらさっぱり分からんようになってしもたとこもマイナスや。それといっちゃんアカンのは、後半登場人物がマジに怖がり出してからの顔のドアップが、なんかお笑い番組の芸人に見えてきてしもたとこやわ。バラエティで芸人が心霊スポットに一人か二人で送り込まれる企画。あれも大抵はヘルメットにGoPro固定して顔がドアップで映るようにしてる。ダチョウ倶楽部とか森三中とかが鼻垂らしてビビッてるやつ。完全にあれと重なってしもて、映画館の中で笑い堪えるんに必死のパッチやったわ。ほんまツボにハマってしもたで。あー、堪らんわ!
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