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いろとりどりの親子のsoのレビュー・感想・評価

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)
3.5
何か困難を抱えて生まれてきた子供。
あるいは生きていく中で何か問題を起こしてしまった子供。
そんな子供を持った母親が悲嘆にくれるその表情や「自分は何が間違っていたのだろう。あの時ああしていればよかったのか」という言葉からは、自分の想像の及ばぬほど深い母親の愛情が感じられた。
どの親も、ただただ子を幸せにしたいというその強い気持ちだけが伝わってくる。だからこそ、自閉症の男の子が文字の指差しで初めて言葉を発した瞬間は親達と同じように感動に打ちひしがれ、こちらまで涙が出た。

カメラワークや編集も、親子へのちょうど良い距離感が保たれ、必要以上にドラマティックに仕立て上げるようなこともせず、嫌なところが全くない。淡いような映像も、yo la tengoによる控えめな音楽も合ってる。

皆幸せであってほしいが、特にジェイソンは三銃士でいつまでも楽しく過ごしていてほしい。
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