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マダムのおかしな晩餐会のaaのネタバレレビュー・内容・結末

マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公はマダムじゃなくてマリアだった。別にマリアが好きとかではなかったけど真面目に生きているのがわかるし好感は持てる。身分に対してだとしても、それを知らなかったら単純に好意を向けられたんだと思うし夢を見てしまう気持ちもよくわかる。少女のように連絡を待ったりオシャレをして出掛ける姿は、知っている鑑賞者からしたら痛々しくも恋する乙女そのもので。息子のちょっとした悪ふざけから始まったことだが、罪は重いよ。まあ異性に苦労することがないタイプの人間にはわからない苦しみだろうけど。ラスト、人は皆ハッピーエンドが好き、とか言うから男は追いかけるのか?と思ったがそのシーンはなく、マリアが家を出ていくところで終わる。清々しい顔と、気付かなかったが橋の向こうに人影があったというレビューもあったからもしかしたら身分の違いを愛が超えたのかとも思ったが、最後の台詞からして過去のことにしているし断言出来ない。まあ解釈に幅を持たせているということ。
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