いもきん

からっぽのいもきんのレビュー・感想・評価

からっぽ(2018年製作の映画)
4.2
『#男の優しさは全部下心なんですって』の #のむらなお 監督の劇場デビュー作(U-NEXTにUPされたので鑑賞)

"まち"は、朝昼晩いくつものアルバイト掛け持ちしている毎日
ある日、居酒屋で"まち"の画を描きたいという画家 由人と出会う

由人の描いた自分の画に惹かれ、一緒に住むことになる

しかし、その画に違和感を募らせたまち"まち"は、芸術ライターの糸川と出会う

由人と糸川で、異なる姿をみせている"まち"だったが、クリスマスの日にある事件が起きてしまう…そして…

前半の居酒屋のシーンは
お客とのユーモアある会話が飛び交っていたが、
中盤はバイトに身が入らなくなったとともに言葉が少なくなり、
後半、ある事件以後は一切言葉はない

心の空白を埋めるようにバイトにいそんしんでいたが、由人と糸川の二人の前では、それぞれ異なる自分が表に出ていて、結果、自分を見失い虚無感だけを感じている様な感じでした

会話がなくなってからは、
表情と動きから心情を読み取らなければならないため、見る者の心理状況によって感じ方は変わりそうな感じ

自分の存在意義が見つからない時、
空虚さが身に染みるのには共感できた

雰囲気的は、
『男の優しさは…』に継承されている様に感じました
いもきん

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