魚子

オーファンズ・ブルースの魚子のレビュー・感想・評価

オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)
5.0
太陽もいつか死ぬ

背中を伝う汗、口に含みきれなかった牛乳、ベッドが軋む音、カセットテープを巻き戻す、cdディスクでお互いの顔を照らす、クリスマス会のときにした踊りを停電のなかでもう一度踊る、もう会えない人のことを思い出しながらひとりで踊る

個人的に好きだったシーンが、歯磨き粉の蓋をバンが開けてあげようとした時に、エマがそれを断って最後まで自力で開けようとしてたところ。すなおに頼ればいいのに頑張ろうとするのがエマらしくてすきだった

喋ってる言語は日本語なのに、日本じゃないどこか異国の映画を見てるような不思議な気持ち。見てるあいだ中、ずっとずっと好きだったけどエンドロールがもうほんとにたまんなかった
あと、カラックス大好きなんだな〜っていうのがひしひし伝わって来てうれしかった
魚子

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