片腕マシンボーイ

オーファンズ・ブルースの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)
3.1
本作にも出演の辻凪子や、今大人気の阪元裕吾と大学の同期生である工藤監督作品、安田ユウとか松本卓也も同期なんかなぁ?とにかくマシンボーイのお胸に直撃な京都芸大映画学科辻凪世代にありながら唯一手を出していなかった工藤監督のんついに観てみたぞ!

記憶が欠落していく病に罹ったエマが、行方不明になった幼馴染のヤンを友達引き連れて探しにいくぞ!って話

くぅ……劇場で集中して観ていればいざ知らず、家でビールとお弁当食しながら観るにはなかなかハードルが高い作品でしたね!スンスン
いやね、これ観たんもね、昨日2度目の「凪の憂鬱」を観に行き、はぁ……なんこれ?何度観ても最高やんけ!楽しすぎる!なってね、しかもトークイベントの後に!なんと!マシンボーイ!勇気を出して!主演の辻凪ちゃんに!話しかけたところ!こんなマシンボーイの拙い言葉を!キュートな笑顔で聞いてくれた!辻凪ちゃんの尊さに!打ち震え!ガクガクガクガク…
あ〜もっと辻凪ちゃん出ている映画観よ〜っつ〜気持ち悪いマシンボーイ発動!して観たからば!あかん……これは半端な気持ちで観たら理解出来んまま終わるやつや、なって、案の定意味わからへん……って終わった

いやね、別にストーリーが難しいとかちゃいますんよ、話の流れはあらかた理解してますよ、ただね……かなり観る側の感受性に頼った、というか、ただ眺めていると綺麗な景色だけ見て終わるというか、受け取り方が難しい作品やったんよねぇ
特に終盤の展開とか……え?ホントにそれで良いん?これはハッピーエンドと捉えて良いのか?はたまたバッドエンドなのか?どちらとも言えないのか?まぢマシンボーイモヤモヤしたまま終わったよね
ちょっとこれは映画館で観なかった事を後悔したけど、映画館で観るにしてもバキバキに身体つくっていかないと速攻で寝そうな気もする

ただホントキャストは全員良かったよねぇ
主人公のエマを演じた村上由規乃さんの佇まいの美しさ、友人バンの無国籍感が本作の無国籍感に拍車をかけているし、バンの恋人役の辻凪ちゃんが最初出てきた時は、ぎゃっ!辻凪ちゃんがギャルやんけ!って七転八倒したし、ゲラゲラ、辻凪ちゃんのキスシーンでは、ぎゃっ!さっきはこんなところでカメラの前でキスなんかできるわけないやろ!怒っていたのに……(「凪の憂鬱」でのワンシーン)アタフタ、つってマシンボーイは混乱の極みやったんやが、あのじっとりとした嫉妬の美しさは辻凪子の数ある名演のひとつに数えられるし、ヤンを探してたどり着いた家に住むタトゥー女のタトゥーの可愛さよ!いや、少々前衛的過ぎる気もするが少し真似てみたい感もある、昨日観た映画やと「オオカミ狩り」にもタトゥー男出てきたけど、本作のタトゥー姉さんのが俄然カッコ良かった!そして何より髭の兄ちゃんが詩音くんやったとわね!(「凪の憂鬱」に出てくる凪の友達)もしかして詩音くんも京都芸大の同窓生?とりあえず本作は観ている時は髭面やし気づかんかったが、観終わった後にフィルマで気づいた

そう言えば話変わるんやけどさ、本作は日本が舞台ながら、ホントに日本?思えるくらい東南アジアっぽい雰囲気を感じるんやが……
昨日は新宿でタイ料理とか食べたいよなぁ!って探したお店のフォーとカオマンガイが信じられないくらい美味しくてね!ウキウキやったんやが、ちょっとスパイシーなもの食べるとすぐお腹の調子悪くなるマシンボーイはね、夜から「凪の憂鬱」観るのに、1時間前くらいから案の定お腹痛くなってきて大変やったんよね!スンスン
でもね、心配しながら見始めたにも関わらず映画始まったら面白過ぎて速攻でお腹の具合悪い事忘れた!やったー!

ま、いつもの如くレビューが関係ある事ない事あっちこっちしましたが、まぢ京都芸大辻凪世代の作品はほんと個性的なん多くて最高よね!工藤監督の新作も観てみなくちゃ!そっちは詩音くん主演なんか!辻凪ちゃんの監督作品「I am Jam」はこの前の上映ん時は機会があわなくて観れんかったからもっかい東京上映してくれんかなぁ?
あ!京都芸大映画学科生といえば華ちゃん主演の「せかいのおきく」が今日公開や!早く観て〜ぺろぺろぺろぺろ