真魚八重子

スライスの真魚八重子のレビュー・感想・評価

スライス(2018年製作の映画)
3.0
※「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」の1本です。見当がつかないと思うので、新作ですがネタバレは外して、ある程度情報を公開します。
https://www.unext.co.jp/ja/press-room/a24shirarezaru-eiga-2023-10-20

結構個人的に、評価に困るタイプの映画。ホラーコメディで、幽霊と人間が共存し、一緒に働いたりしている社会。舞台はピザ屋で、配達員が配達途中に殺害される事件が起きる。ヤクの売人と、狼男が犯人候補であがるが、どうやらピザ屋の立地自体に問題があるらしい……。

ジョン・ランディスとか、ああいう世界を彷彿とさせるような。チャチいようで、しばらく経って思い返すと、色々細工があったなあという気がしてきて、悪い評価はできない感じ。こういう、魑魅魍魎が人間界で暮らす一見「なんでもアリ」な映画にこそ、ルールというのは必要で、それがちゃんとあって、お話の整理整頓ができている。
じつはジョン・ランディス的な世界があまり、得手ではないので好きとはいいきれないけれど、ちゃんとしてるとは思う。
真魚八重子

真魚八重子