A24が制作し、ザジビーツやジョーキーリーなどが出演したホラーコメディ映画。幽霊と魔女と狼男が暮らしている町の話。
特別期待していたわけじゃないけど想像以上に面白くない作品でした。一応監督とA24が何をやりたかったのかは理解出来ます、今作は80年代のパロディとかグラインドハウス的な映画を目指すも、残念ながら失敗していました。全体的に演技は酷いし、ギャグは滑っているし、編集の繋ぎ方がめちゃくちゃだし、予算がなさ過ぎて、当初目指していたものからかなり遠い完成度になっていた気がします。唯一、照明だけは良かったかもしれません。
まあいずれにしても日本でスルーされて当然なクオリティだったと思います。今作が出来た2018年って、もちろん今ほどA24に力はなかったんだろうけど、それにしたってヘレディタリー、CLIMAX、魂のゆくえが同じ年に公開されているわけだし、ファブリックみたいな面白いホラーコメディ映画も作れているんだから、もう少し今作のこともフォローしてやるべきでした。正直鑑賞中は、短尺の割に長いなっていうことと、監督はもっとはちゃめちゃにしたかったんだろうなっていう謎の同情心が湧いてしょうがなかったです。
