とんかつ

峠 最後のサムライのとんかつのレビュー・感想・評価

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)
3.0
試写会
役所広司さんめちゃくちゃカッコいい。ダンディな色気は距離があっても伝わった。

劇場内はおじ様やおば様ばかりで、高校生の私は浮きまくってたけど、それで役所さんの目に付いていたりとかしたらいいなぁなんて思ったよね。


がしかし、正直本編はうーーーーんといった感じ
やはり、どんだけすごい役者さんを集めても演出がダメだと本調子の演技が引き出せないんだなぁ。
こんだけ豪華なキャストが揃っているのに、勿体ないというか惜しいというか。
重要じゃないシーンが長すぎるなあ…と感じたし、ラストは呆気ない。ん〜これで終わりか…という感じ。

登場人物の心情はよく掴めず終いで、主人公の気持ちを伺えるシーンすら少なかったように思う。役所さんの演技で魅せることがそのカバーになるしかなかった。



そもそも原作「峠」を2時間におさめるのはキツかったのかなと思った。
それにすばらしい映画を作るのは難しいんだなあと改めて思った。


でも!
河井継之助が映画の主人公になる事がとても嬉しい。
彼はきっと素晴らしい人間だった。それを表現しようとしてくれた人が沢山いる。
その時点で私は感無量でございます。
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