風神

峠 最後のサムライの風神のネタバレレビュー・内容・結末

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

チャンネルNECO放送分を
録画して鑑賞。

司馬遼太郎原作
小泉堯史監督作品。
よくも、悪くもらしさに溢れた作品。

武士道とは、死ぬこととみつけたり。
武士たるもの、心は常在戦場。
時代劇として王道ではあるが
戦争物であるならば
もう少し合戦のシーンが欲しかった。

冒頭からの歴史の授業的展開。
会話劇展開がメインなので
ちょっと絵面が単調な気もする。

長岡藩の事は
申し訳ないが知らなかった。
今作が、司馬遼太郎先生による
史実から作られた物語ではあるが
調べてみると結構、事実に即している。

嫁さんつれて芸者遊び。
いかな芸事の達人たる芸者さんとはいえ
嫁さん連れて行くか?
今で考えれば、嫁さん連れて
キャバクラ行くようなものか?
いや、絶対無理でしょ普通。
しかもこの河井様
遊郭の禁止令を出したらしい。
豪放磊落な方だったらしいが
なんとも不思議な人。

経済的才覚を持っているのは分かるが
軍事的才覚は、イマイチか。
皆に愛され信頼され
大殿からも絶大なる信頼を得た人。
さぞ、魅力的な方だったのでしょう。

実際、死を目前にして
火葬の用意をさせたそうですが
その日の夜に亡くなったので
その後に火葬したそうです。
享年41歳。
役所広司さん、ちょっと老けすぎか。

Wikiにある年表が
なかなかに波瀾万丈。
原作小説のある作品ではあるが
この人ネタで大河ドラマやっても
面白いかもしれない。

こういったしっかりとした王道時代劇が
個人的には大好きなのですが
正直、時代にそぐわない気もする。
きっと劇場は高齢者が溢れ
若者がいなかったのではとも思う。
媚びる必要は無いけれど
頑なな感じではなく
柔軟に作って欲しい。
マツケンサンバは若者に人気なので
そこにヒントはありますかね?

2023-288
風神

風神