このレビューはネタバレを含みます
冒頭の東出昌大が演じる徳川慶喜、
苦渋の選択を判断した表現が良かった。
一気に引き締まる滑り出し。
黒船の登場で時代は一気に混乱ムードへ。
大政奉還後、東西に二分した戦乱。
長岡藩はどちら側にも付かず独立しようとしていた。
てっきり「ラストサムライ」と似たような物語だと先入観がありました。全く異なるとは行かないまでも、藩の命運を懸けた重たい判断、その判断結果からの結末。
壮大な希望は叶わなかった。
とは言っても悪くない結末。
こんな幕末の時代に永世中立国スイスと同じ考え方の藩があったとは。目から鱗のような史実。
何があっても戦を避けねばならない。
その上で必要な戦力を保持する。
まさに現代の日本の立ち位置に通じるものを感じました。
勉強になりました。