NagiTamada

バスターのバラードのNagiTamadaのレビュー・感想・評価

バスターのバラード(2018年製作の映画)
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コーエン兄弟の作品らしく完璧な奴がどこにも居ない!
登場人物は例外なくどこかに欠落を抱えていて、それがまた時に滑稽で、時に狂気じみていて、ある時は悲しみさえ呼び起こす。ここまで究極的に、世界に翻弄されつつ生きる人々の姿を見せられると、そこに愛おしさを覚えずにはいられないのだ。
ダークユーモアで満ちた不条理コメディを堪能するにはもってこいのオムニバスだと言える。
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