松岡茉優

落陽の松岡茉優のレビュー・感想・評価

落陽(1992年製作の映画)
3.5
日活80周年記念作品。製作費50億円に対し、興行収入5億円で大赤字になってしまった超大作。
満州事変から第二次世界大戦の収束を描いているが、アヘン売買の覇権争いを永遠とやっており普通に飽きる。『上海バンスキング』の様な雰囲気を感じさせるも全く興奮しないのは演出とテンポがダメダメだから。ダイアン・レインの初登場時に張蓮紅と中国人名が表示されたの笑った。アクションも多く金のかかっているであろう瞬間も沢山ある上、人も沢山死ぬが何の感動もない。ドナルド・サザーランドも登場時は圧倒されるがほぼ出てこない。ラスト、スターウォーズみたいな夕陽のショットにエラ・フィッツジェラルドの主題歌(?????)が日本語訳の歌詞付きで流れ始め、本編のダイジェストが始まるという安っぽさよ…笑笑。Wikipediaに記載されている製作までの経緯や逸話の方が本編よりも面白い。
松岡茉優

松岡茉優