takato

華氏 119のtakatoのレビュー・感想・評価

華氏 119(2018年製作の映画)
4.1
既得権益を握る大人はみんなクソ!、だが希望は潰えない。


改めてアメリカの狂気と善意を思い知らされた一本。今まで覆われていた物を表に出すのがオルテガによる哲学の定義だったが、ドキュメンタリーも似た存在だろう。

端的にまとめると。

アメリカ全体で見ればメインストリームは左派。投票数なら30年民主党が勝ち続けている。民主党でも上層部は共和党と同じく腐ってる(オバマさんも含む)。棄権者が半数近くいるのは民意が無視され続けてきたから。もはや党の上層部を無視して草の根的な運動の流れが出来始めている。独裁者の歴史は繰り返し、気分が悪くなってくるといったところか。

民主主義や理想は戦い続けなれば消え去ってしまう物に過ぎない。反トランプで人々が集結するには、新たな象徴が必要か?、それとも当人が勝手に転んでくれるか?。他国の大統領とはいえ、いくらなんでもこんな人間がデカイ顔してるのはほとんど人類に対する冒涜である。
takato

takato