KoheiOkutani

津軽のカマリのKoheiOkutaniのレビュー・感想・評価

津軽のカマリ(2018年製作の映画)
3.8
先日青森を訪れ、金木にて津軽三味線の生演奏を聞く機会があった。
「なぜこれまで興味を持っていなかったのだろう」と思うほどの衝撃を受け、
津軽三味線について調べるうちにこの映画に行き着いた。

恥ずかしながら竹山についてもほとんど知識がなく、この映画で彼の生涯、音楽の世界観を知ることができた。
そしてこのドキュメンタリーは青森の歴史や文化、宗教観についても触れている。
それはやはり津軽三味線というものが、その音色が、
津軽とその地に生き、死んでいった人たちの歴史を背負っているからに他ならない。
どこかもの悲しさ、切なさを含んだその音色でもって、生命力がみなぎる旋律が奏でられる。

これを期に津軽三味線にのめり込んでしまいそうである。
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