U子

津軽のカマリのU子のレビュー・感想・評価

津軽のカマリ(2018年製作の映画)
3.6
ドキュメンタリー作品としては、まあまあだが、竹山がとても魅力的な人物であると知ることができてよかった。みんな口を揃えて、あの音色を出せるには並々ならぬ苦労をしてきたからだと語る。
小学校を2日でやめたとか、修業が辛すぎて三味線に穴を開けたとか竹山の口から語られるのは意外なエピソード。しかし独り立ちしてからは、食べるために耐える日々だったそう。
津軽の飢饉、沖縄の戦争、津波など
竹山の背景も描く。
2代目竹山が妙に色っぽいのだけど、
三味線を弾くシーンより歌うシーンに
感動した。
鳥や風と会話する竹山も印象的だった。
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