命綱があっても、遠慮させていただきたい
著名なフリークライマー、トミー・コールドウェルが、エル・キャビタンの超難関ルート・ドーンウォールのフリークライミングを達成するまでを描くドキュメンタリー。
以前、「フリーソロ」というアレックス・オノルドがエル・キャピタンのフリーライダールートを命綱なしで攻略するドキュメンタリーを見たが、今回はちゃんと命綱があるので、安心感があるし、ちゃんとスポーツとして鑑賞できた。
しかし、今回初めて知ったのだけど、フリーライダーっていうのは難易度は低いルートらしく、今思うとしっかり足場や手がかりがあったのね（それでも、命綱なしって正気の沙汰じゃない）。それに比べてドーンウォールは、取り付く島もないって感じで、全然別物。それを壁面に吊り下げたテントで寝泊まりしながら19日もかけて攻略するって、ボルダリングの延長とは、次元が色々違ってた。
トミーにとっては人生を賭けた挑戦だったが、そこに至るトミーの人生もなかなかに壮絶。
