救済P

劇場版『えいがのおそ松さん』の救済Pのレビュー・感想・評価

3.5
高校生時代の松野兄弟と邂逅し、結局誰に充てられたのかわからなかったラブレターの真相を追いながらかつての後悔を克服していくストーリーが描かれる。

いわゆる精神世界の中で活躍するため、基本なにもかもが起こる。それに伴い、全ての事象に根拠がいらないため、世界描写についてはなんでもありで少し退屈に感じた。
しかし本筋は謎にミステリーで王道。ラブレターの真相を追いかけて奔走する松野兄弟の旅路にはギャグアニメの劇場版特有の謎のアツさがある。結末についてもこれまた謎に意外性があるものに仕上がっており、決してありきたりに終わらせないという意地を感じる。

キャラでいえば高校生の頃の一松とニートのトド松がよかった。言うまでもなくおそ松はいつも良い。おそ松さん見れば見るほどトド松のこと好きになるね。
救済P

救済P