タリナイの作品情報・感想・評価

タリナイ2018年製作の映画)

上映日:2018年09月29日

製作国:

上映時間:93分

4.0

あらすじ

アジア・太平洋戦争中、日本の委任統治下にあったマーシャル諸島では、約2万人の日本兵が命を落とした。その一人、佐藤冨五郎さんは飢えで亡くなった。亡くなる数時間前まで書き続けていた日記は戦後、戦友によって家族のもとに届けられた。日本から遠く離れた太平洋の島での最後の日々が、克明に綴られている。 2歳で父と別れ、74歳になった息子の勉さんは、日記を手がかりに父の最期の地をめぐる旅に出る。マーシャ…

アジア・太平洋戦争中、日本の委任統治下にあったマーシャル諸島では、約2万人の日本兵が命を落とした。その一人、佐藤冨五郎さんは飢えで亡くなった。亡くなる数時間前まで書き続けていた日記は戦後、戦友によって家族のもとに届けられた。日本から遠く離れた太平洋の島での最後の日々が、克明に綴られている。 2歳で父と別れ、74歳になった息子の勉さんは、日記を手がかりに父の最期の地をめぐる旅に出る。マーシャル諸島に住んだことがある若者たちが案内役となった。 道中目に飛び込んでくるのは、旧日本軍が遺した建物を使った家、 錆びついた砲台で遊ぶ子供たち、地中に埋まった電線を掘り出して作った手工芸品、日本語の恋の歌を歌う人びと…マーシャルの暮らしのいたるところに、戦争の記憶が顔を覗かせていた。 ひとりの日本兵の魂を追いかけつつ、不意にマーシャルの人々の「記憶」に触れ、慌てる。 これは、ただの慰霊の旅なのか?美しい海と陽気なウクレレが心にざわめくドキュメンタリー。

『タリナイ』に投稿された感想・評価

lopt
-
マーシャルの美しい景色が印象に残った。そんな島の景色も日本やアメリカがぶち壊したなんて。
ねこ
3.3
どうにもできない人の貧弱さと生きることの矛盾

このドキュメンタリーだけでは足りない。観ただけではこの現実はただのイベントの一つになってしまう。
Rio
4.0

聴講した授業で観た。

監督さんのお話も聞けて、この監督さんは「職業で映画監督、というと、それを本職にしている人もいるから少し違和感がある」というような感じで、このような実際の物語があること、それを…

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マーシャル諸島と日本の繋がりという部分は今回初めて知った。
時が経って、戦争中とは違い寄り添い合える(部分もある)マーシャル諸島の人たちと日本人。
戦争中のこと、昔のことをもっとこれから知って、今後…

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7
4.0

美しい海、戦争跡地、ウクレレ、兵器の残骸、家族愛。

ありのままを映し出しているからこそ、
ぐさっときた。
人々の生活の中に、未だに戦争の傷跡が、当たり前のように馴染んでいる。そんなの日本で想像でき…

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janjen
2.6
このレビューはネタバレを含みます
第二次大戦末期、マーシャル諸島で飢え死にした父の軌跡を訪ねる旅のドキュメンタリー。

こんな旅もあるんだなぁ。
戦死した父の日記が届き、その最期に生きた場所、亡くなった場所もわかっている以上、行かざるをえない。
父がはっきりと書き残した記録がある以上、そこに自分の足で出向き、しっかし…

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つよ
3.5
太平洋戦争マーシャル諸島で戦死した父を訪ねてマーシャル諸島に。
綺麗な場所だ。
現地の人と話せる日本人めっちゃ頼りになる。
2.6

マーシャル諸島に眠る父親の遺骨を求めて訪問する。












美しい青空と綺麗な海、
このような美しい島国で異国の者たちが殺し合う戦争は悲しい。


争いが収束しても、飢餓で苦しみ生命を…

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Ugh
3.5

補足するナレーションもなく、会話とインタビューだけで進む作品。時折挟む父親の日記にドキリとさせられた。




♪ 恋しいわ あなたは 
いないと わたしさびしいわ
離れる 遠いところ
わたしの想い…

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