震えた。
一人暮らしの暗い部屋、2月初めの布団の重みを感じながら観たのは賢明ではなかった。
これが本当に10分そこらの作品だったのか。精神の時間は身体のそれより長いと言うけれど、今まさにそれを実感している。
文学少女のロマン主義。マダム・ボヴァリー。日常を抜け出して。まだあなたは何者にでもなれる。
本当に??
もちろん。Why notは肯定だから。
あぁ、明日朝起きたら。
光の上を歩けるようになりたい。
女の子じゃないけど、分かる。朝起きると気だるそうな自分を感じるし、そのことにも嫌に慣れている。光はいつも自分の外側から差し込んでくるばかりだ。それにいつも上から注いでくる。光と陰、恒星と遊星、渇望。
イニシエーション。
自分が何かの集合体、というのはそうなんだと思う。
プリキュアとその敵みたいな関係。残念ながら自分達は闇の側。