さるたま

ジョーカーのさるたまのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.0
心が張り裂けそうになるほど痛い、凄過ぎる。
何と哀しくて辛くて惨くて残酷な映画だろう。
ホアキン・フェニックスは身体まで痛ましく痩せ細らせて、完璧に、この悲惨で病んだ主人公になりきっている。

DCコミック史上、最凶最悪のヴィランであるジョーカーだが、この映画を観て少し心を許してしまいそうになった自分が恐ろしい。
そして特筆すべきは、その音楽。
此処まで主人公に寄り添って変貌して行く音楽は聴いた事がない。

演技とは何なのかを考えさせられる。
間違いなく確実に物凄い傑作である。
そして決してジョークでは笑えない。
さるたま

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