きょむ

ジョーカーのきょむのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

コメディアンを夢見て、母想いで、仕事も真面目にこなしていたはずなのに。少しずつずれていき、衝動で人を殺してしまって、どんどん現実と妄想の区別がつかなくなっていく狂気。でも狂気はもちろんだけど、笑うシーンが多いのにずっと悲しさがついてまわるところが見ていて痛々しくなる。
同僚も母も憧れの人もみんな信じられなくなっていくのに、それでも笑ってしまうというのが狂気に見えるけど悲しい。
憧れていたコメディアンが自分を笑いものにしたシーンとか、いたたまれなくなる。
ホアキンフェニックスの演技がとにかく素晴らしいし、80年代の映像や音楽もすべてが合っていて何度も見返したいと思った。
きょむ

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