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ジョーカーの替え玉無料のレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
5.0
この映画は客観的に観るか、主観的に観るかで感想が変わる。客観的に見れば、ジョーカーは殺人犯で最低な野郎だ。どんな理由があれ人を殺して良い訳が無い。しかし、主観的に観る(ジョーカーに感情移入して観る)と障害と要介護の母親と極貧で友達も恋人もいない孤独で退屈で不幸な人生から殺人で解放された。もう、母親の介護をする必要もないし、薬に頼ることもない。誰にも馬鹿にされないし、コメディアンという叶わない夢を追いかけなくてもいい。荒れ狂う街のど真ん中で衆人から崇め奉られる。刺激と多幸感でドーパミンがドバドバ出る。ようやく自分の人生を取り戻せて幸せだ。そう感じられるので主観的に観た方が楽しい。ジョーカーに感情移入しきって鑑賞したからロバートデニーロや母親や電車内のナンパ野郎たちを殺したシーンでこの上ないカタルシスを感じた。暴力は最高のエンタメだ。しかし、それを現実で行うのには反対である。
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