このレビューはネタバレを含みます
スラムと化した街の中で周囲に気味悪がられ、生きる意味など持たないアーサーが3人を銃殺してから社会に注目され始める。母の言葉の通りハッピーなコメディアンを目指しながらもジョークでは大衆に刺さらなかったアーサーがこの一件を機に社会の注目を受け、彼の自己顕示欲を満たすことになるとは。
マレーを撃つ前に涙目になりながら感情を爆発させる場面で初めてアーサーの芯を見たような感覚になった。
この作品全体を通して様々な考察があってそこを含めて面白い作品だった。どこまでがアーサーの頭の中で展開されているのかはっきりせず、アーサーのジョークを全て理解できない自分が悔しいところ。