このレビューはネタバレを含みます
最後のシーンで全てが妄想だと悟る。
この事から、世の中の理不尽を根本で感じながらも行動できずにいる。
現実では絶対出来ないため、妄想によって悲劇のヒーローを演じているナルシスト
ピエロが、不本意に笑ってしまう病気にかかっているのは皮肉すぎる。
妄想の世界
社会に対して絶望した無敵の人
自分を思ってくれる、味方になってくれる人が文字通り本当にいない。
慕っていた母親も、虐待を傍観していた過去を持ち、自分の笑いも皆に馬鹿にされる。
しかし、人を殺して仲間が増える感覚、社会に不満を持つ人が他にもいる快感。
所感は同情していたが、妄想と知った時、手の平を返した。