海野あなご

ジョーカーの海野あなごのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.5
アメコミはいろんな世界線(バース)があって、どのキャラをとってもいろんなパターンのオリジン、ストーリーがあるというのはアメコミファンのお約束であると思うんだけど、
個人的にジョーカーというキャラで面白いのは、彼はもともと狂っているので、彼の口から語られるオリジンはどれも正解でありそうでない…ということで、そもそもジョーカーというキャラが支離滅裂な人格だからこそ、メタ的に全てのシナリオが矛盾せず共存しているというところだと思っています。
この映画は売れないコメディアンバージョンのジョーカーかな?という前知識で鑑賞。日本国内では「ジョーカーといえばヒースレジャーだよね」っていうハードルがある中、観客の期待以上のものをお出しされた印象。
DCキャラの心の闇は迫るものがあって大好き。ただ見たのだいぶ前なので、ガガ様のやつの公開までにもう一回見なきゃと思いながら…