このレビューはネタバレを含みます
【銃】
コロナ禍真っ最中。まだまだ在宅ワークは継続中。落穂ひろいも継続中~♪
あれこれ拾い見してる中から、一発の銃声が世界を変えた映画をまとめて3本観た。そのひとつ。
この作品におけるホアキン・フェニックスの演技を、「ビューティフル・デイ」(17)を観た頃から楽しみにしていた。その間の「ドント・ウォーリー」(18)を経て、どこまでJOKER役へのアプローチを行うのか、と。
その鬼気迫る役作りは見事のひと言。終始不安な居心地の悪さを持続させながらのストーリー展開も実に良い。ローバート・デ・ニーロの意外な起用も、『タクシードライバー』へ通底するモチーフを絶えず意識させて通好みさせる作りになっている。
が、JOKERは彼じゃないだろ。あの市でなく、このタイトルでなくても成立したかもしれない見事な話だと思うけど、だとしたらここまでのヒットは無かったのかな。見ごたえある作品であることは間違いない。