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ジョーカーのyumiのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

アーサーを理不尽に傷つけた人達はどうやって裁かれるんだろう。もちろんマレーが言った言葉はど正論、自分を憐れんで、堕ちて、それが人を殺していい理由にはならない、それはもちろん正論。でも、理不尽な暴力、言葉の暴力、あまりにも理不尽すぎるあれは、許されるの?マレーは、アーサーと同じ境遇に立った時、同じことを言えるのかな。同じことを言える人は、相当に精神が強いと思う。私は、メンタルが弱いほうだから、同じ立場に立った時に、どうなるんだろうって考えたらほんとに怖かった。それと同時に私が生きてる環境や世界は、あまりにも幸せだと思った。正当化するわけでもないし、これがいいとも思わないけど、どうしても同情してしまって一概にもアーサーだけが悪いと言い切れない。もちろん母親も、産みの母親も、アーサーを傷つけた人達も、悪いとは言い切れない。そうさせてしまった社会が悪い。でもそんな社会は私達が作り出してしまった世界である。でも、そこで生きていく強さはやっぱり必要なんだろうな。アーサーに、一人だけでも理解者が、寄り添ってくれる人がいれば違ったのかな。わりと脳内お花畑なので、こんなことしか考えれないし、言えない。とりあえずホアキン最高だった。ジョーカーになった時のスーツとメイクがあまりにもかっこよすぎた。これからジョーカー見るとき、ちゃんと悪役として見れる気がしない。これからバットマン作るの大変そう。これを超える正義を作り出さなきゃいけないし、たとえホアキンのジョーカーじゃなくとも、正義が正義でないと、少なからず私はジョーカー側についてしまう気がする。と、考えてる自分が怖いしこの映画恐ろしい、そういう点で素晴らしい、と思ったけどヒーローどちゃくそ好きなのでたぶんバットマンさん見たら、バットマンさんやっぱり素敵!ってなると思います。まぁでも少なからず、ジョーカーには同情してしまうと思う。

でもこれ本当にしんどくって、とりあえずメンタルが弱い人は元気な時に見てください。

↑ていう感想を書いておきながら、時計がうんたらかんたらみたいな考察友達から聞いて全部ジョーカーの妄想なんじゃね?って話鳥肌めちゃくちゃたって、これで安心してバットマンさんみて素敵!って思えるのでとにかく安心しました。でも普通にそうだとしたらジョーカー怖すぎじゃない???悪すぎじゃない???バットマンさんかてる…???て思っちゃったけど、バットマンさんはヒーローだからきっと大丈夫!っていう脳内お花畑な感想に落ち着きました
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