このレビューはネタバレを含みます
私はあまりこの手の映画に詳しくなくて、ジョーカーというキャラクターもティムバートンのバッドマンでしか知らなかった。
ストーリーはこのシリーズのファンの方なら面白いのかもしれないけれど、割とありがちな感じだなと思った。
でも主役の演技の凄さで引き込まれる感じがしたしジワジワ怖さを感じた。
またこの作品は映画を観ているというよりは演劇(喜劇)を観ているような感じがした。
セリフで直接的に表現していたりチャップリンの映画が出てきたり、エンディングの追いかけっこのシーンやTHE ENDのテロップでもそれは感じられるが、
私が気になったのは、作中2、3回カメラがバレるようなカット(街の街頭の明かりがレンズに反射して動いてた)が使われていたことだ。
なんでこんなカットを使ったんだろうと考えた時に、この作品は喜劇として撮られていて(作り話前提)、映画の見せ方(あくまで実際にあった話前提)をしていないから、それを意図してわざとあんなカットを使ったのかな?と思った。
実際どうなのかはわからないが、単なるミスではなくあれも演出だとしたらすごいなぁ。