松岡茉優

ジョーカーの松岡茉優のレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.9
周りからボロッカスのズタズタに言われているがそこまで言われるほど酷い映画でもないと思う。ただあまりに最高な予告編とのギャップが、、、。序盤の「悲劇的な日常」はもうちょっとどうにかならなかったのだろうか。。無駄にシリアスの割には全然悲劇的な感じがしない。それこそコメディっぽくドン底の生活を描いて後半をもっともっとシリアスにすればもっと面白かったかもしれない。
ただイケイケ社会人を電車内でぶっ殺したり、後半からの血縁関係がらみの勘違いなどは普通に良かった。アーカムから書類盗む時の事務員とのやり取りとかも最高。
妄想か現実かがよく分からないような感じになっていたりする編集は最初観たとき困惑したものの、2回目もし観たら悪くないと思えるかな。
「この映画を絶賛することがその人の倫理観を〜」とかチンカスみてえな試写組が言っているが、別にそんなことはないと思う。誰だってアーサーみたいな闇は抱えているだろうし、逆にこういった気持ちを抱えてない人なんているのだろうか。誰だって自分の怒りや苛立ちを発散させたい気持ちはあるはず。ただ、そういった思いをどのようにして発散するかであって、彼の場合は行き詰まってしまい、たまたま殺人だったんだと思う。行き詰まったアーサーが人を殺して、それに対して同調したからってヤバい奴にはならなくない?言い換えるなら、この映画を絶賛すること=倫理観がヤバい奴とはならなくないか?そんなことよりもクソポエムばっか書いて映画の期待値を上げているチンカスみてえな試写組と一部評論家(笑)の方がよっぽど頭おかしいと俺は思うね。お金もらってるならまだ分からなくもないけれども。長文になってしまったが、まあ今年一番期待してた割にはソコソコの映画でした。
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