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ジョーカーのmのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
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公開決定時からすごく気になってたのですごく期待値が上がっていたけど満足な出来だった。観る価値があると思う。内容が重くて揺さぶられたし、心が無事死亡したけどこういう重くて暗くて社会を描写している作品が自分に合ってるんだなと思った。前半緩やかな滑り出しから、中盤〜後半にかけての畳み掛けというかテンポ感がすごかった。先が読めなくて 最後どうなるの? とハラハラしたしあっという間の2時間だった。
ホアキン・フェニックスの演じるジョーカーに引き込まれた。体重をかなり落として、アーサーの狂気や悲しみを演じた彼の役作りがすごい。心情と反対の"笑う"行為がどんどん怖くなっていって不思議な感覚に陥った。
階段を重要なポイントにし、上り下りを用い対比を描いてるのが凄く良かった。TwitterかYouTubeで見た"人間のまま登り、ピエロとなって降りていく。ここのシーンが人間からJOKERへと堕ちていくのを表してる"というコメントが印象的。堕ちていく という表現は少し難しいというか、捉え方がわたしとは違ったけれど…

わたしのような暗い人間じゃない人は、この作品を違う角度から観ているんだろうけど、どう感じているのか気になる。
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