エイコ

ジョーカーのエイコのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
4.2
公開時、映画館で鑑賞したきり観ていなかったので再鑑賞。
アーサーがジョーカーになるまでの話。
相変わらず傑作だった。
とにかくひたすら暗い。

彼の人生には光が差す隙間がなく、正常な愛情を誰にも注がれず、出会う人ほとんどに邪険にされ続けてきた。人格が崩壊してしまうのも頷ける。
描写が上手すぎて、どんどんアーサーの気持ちにシンクロしてしまった。

その理不尽や悲しみを暴力に訴えるのは全く同意できないけれど、彼のような人への救済がない社会が諸悪の根源なのは明白で、色々考えさせられた。

そんな鑑賞の翌日に元首相が銃撃されるというショッキングなニュースが。
アーサーと犯人に勝手に共通するものを感じていたら、実際は全然違った。
何でも映画から想像力を膨らませて考えるフシがあるので、気を付けないとなと反省💦

【初回鑑賞日】2019/10/21
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