このレビューはネタバレを含みます
ズバリ言いますと
「正直、この映画の面白さがわからなかった」
数十年後、改めて見たら印象が変わるのだろうか?
楽しみにしていた歌わないインド映画を観に行ったら、なんと機材トラブルで見れない事が分かり、急遽観ることになった「ジョーカー」。
賛否両論とは聞いていましたが、まさかここまで突き抜けるとは思いませんでした。
序盤のバス内で例のカードを渡す場面で一気に心持っていかれたまでは最高に良かったです。ジョーカーのこれまでの生き様がこのワンシーンで一気に理解でき、とても感情を揺さぶられました。
しかし、自分の中ではここがクライマックスでした。
以降描かれる彼の行動、とてもじゃないけど理解できないし共感もできず。環境を理由に精神がおかしくなったマザコン男の殺戮ショーを最後強引に称賛するような演出に胸癖悪さを感じました。また単体で見たら無茶苦茶カッコイイシーンも背景・それまでの経過を見ているせいか、全然盛り上がれず。ズーンとした気分で劇場を後にしました。
補足すると、ホアキン・フェニックスの役作りは本当に凄かったし、120分アッという間だったから映画としての出来は素晴らしいと思いますが、やはり自分にとって【合わない映画】でした。