面白い面白くないという感想で語るには
相応しくない素晴らしい映画。
この作品をバッドエンドの一言で終わらせないでほしい。
彼の台詞や表情に胸が打たれすぎてしまい
隣で観ていた友人の手を握りしめたくなった。
友人もまた、私の手を繋ぎたかったと話していた。
そう、これは誰かと一緒に観てほしい。
無論一人でも良いが、最初から最後まで
物凄いエネルギーを消費するのだ。
観終えてから外に出ると空の眩しさについていけなかった。
光よ、私を照らさないでくれ。
夜の街へ出たかった。レイトショーが良い。
もう一度、スクリーンで観たい。
寂しく悲しく人を愛する気持ちに涙が出そうだった。全てに通ずるものがある。
音楽 台詞 色使い カメラワーク キリがないほど最高に良かった。
帰り道、友人と車の中で早速サントラを流しながら夜の道を走った。なんて暗く深い時間なんだろう。
