1980年代のゴッサム・シティ。
脳の損傷で、笑うことをコントロールできないアーサー(ホアキン・フェニックス)は、ピエロとして派遣される仕事をしながら、母親のペニーと、細々と暮らしている。ある日閉店セールの宣伝の仕事中にストリートギャング達に看板を奪われ、袋叩きにされたアーサーは、同僚のランドルから、銃を渡され、自分の身を守るように言われる。
疎外感や孤独感を感じていた、心優しい小心者の男が、銃を手にいれてしまったことから始まる悲劇。
どこからが妄想で、どこからが現実なのか、何度か見直して確認したい。
個人的には、ジョーカーに対して、もっと感情移入するかなと思ったが、そこまではせず。ああいう人っているよね、という印象。
ただ、何をしていても、ホアキン・フェニックスの色気やかっこよさが漂っていたし、随所にダンスがあり良かった。
音楽も素敵。