どんな人でもジョーカーになってしまう可能性はあるわけだし、そんな人を助けてあげられる社会が必用なんですよね。
今作のジョーカーは全く悪役ではなかったし、被害者でした。
「ダークナイト」のようなジョーカーを想像している人は認識を改めてください。
“悪”ではなく、“被害者”です。
そんなジョーカーを演じたホアキン・フェニックスは本当に素晴らしい。
確かに怖いんだけど、悲しみや寂しさを感じる笑い声。他作品のジョーカーと全く違う今作だけの「ジョーカー」をよく演じてます。
母を介護するような善良な若者がなぜジョーカーになってしまわないといけなかったのか。彼の姿を見ていると、日本の「認知症の親」を介護している人に重なりました。
少子高齢化が進む日本では、必然的にジョーカーのような存在が生まれやすくなっているってことなんじゃないでしょうか。
どんな事でも良い。些細な事でも人々が助け合える世界が訪れれば良いですね。