ねび

ジョーカーのねびのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー(2019年製作の映画)
1.3

このレビューはネタバレを含みます

この映画のどこが良いのか、全然解らない。
元々、情緒不安定な若者が母親の真実の姿や自分を今の状況に追いやった過去を知って、完全に脳のリミッターが外れてしまって社会へ報復する話し。
最初の証券マン3人とずっと嘘を突いていた母親に怒りの矛先が向くのはまだしも、せっかく番組に呼んでくれたTV司会者や同じピエロ仲間を殺すのは、筋違いもいいところです。やられたらやり返すのは良しとしますが、害を為していない人達まで無分別に殺すのは、報復としてフェアじゃない。卑怯者ですね。もはや狂っています。
ただ、この狂ったジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技力はただ者では無い。鬼気迫る凄い演技でした。
まあ、狂っているからこそジョーカーなのでしょうが、出来れば1本筋の通ったジョーカーの怒りを描いて欲しかった。
そんなことで、この映画の内容は好きにはなれませんでした。
ねび

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