アメコミ系はあまり観ていないので
繋がりとか
気にしていたけど
この映画は
ジョーカーというバットマンに登場する宿敵が
どのようにして
ジョーカーたるモンスターに変貌したのか
誕生秘話みたいなものと認識
カリスマ的存在になる者は
表と裏のギャップが
凄まじく
また常人が経験しないであろう
過酷な体験の反動から
何らかのきっかけで
世に知られた瞬間に
その存在は唯一無二の
絶対的存在になりうる
生きにくい世の中を過ごし
微かな希望も閉ざされた瞬間に
この物語の主人公は覚醒し
“笑い”の本質的な部分は残しつつも
解釈の変化によって殺人犯となる
公衆トイレでのカンフーの舞
大階段でのトレビアンダンス
車上での血塗りニッコリマーク
不気味で煌びやかな
これがジョーカーと言わんばかりの
圧巻のトリハダシーンであった。