こつぶライダー

ジョーカーのこつぶライダーのレビュー・感想・評価

ジョーカー(2019年製作の映画)
3.9
人生を喜劇と思うのは主観。まさにその通り。経済格差等様々なテーマが散りばめられた中で、監督が話すのは「慈悲の欠落と、富と格差の問題に関する作品」
この映画を観た後に気づく、自己の内なる感情にジョーカーがいた。

皆さん口を揃えて言う。ホアキン・フェニックスの怪演。まさにそこ。
後にジョーカーとなる主人公アーサーの背景には貧困や差別がある。誰しもが感じる闇の部分が膨らみ、世界に発信されていき、それが同調圧力となる恐怖。まさに今のアメリカ社会とも言える。ジョーカーはこの映画を見ている我々観客にもなりえる存在と表していたようだ。
ただし、私たちはホアキン・フェニックスではない。彼の怪演を見ればわかるだろう、彼には人を惹きつける才能がある。そんな才能は誰もが持っているものではない。
そう、ジョーカーを観て嫉妬する俳優もいることを知るべき。
こつぶライダー

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