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聖なる飼育のとぅとぅとぅのレビュー・感想・評価

聖なる飼育(2017年製作の映画)
4.1
物語はとびだす絵本みたいに始まって。

彼女の周りの環境の、自然、人は“美しい”。

ところが主人公の少女が、学校に行く。いろんな人がいる。

同じ人しか集まらない空間は、時が止まってるみたいで。
一方、いろんな人がいる空間は、時が経つのが早かった。

初めましての経験が、客観性に代わっていく。すると分かる。今まで時を、息を止めてた、“美”の正体が。

肌の湿度、息づかい…観えるもの、聞こえるものが、恐ろしさを覚えるほどに、全部生々しくて。

決してハデではないし、かといって静かでもない。その間をいったりきたり…それが、またリアルで。

最後のシーンも同じで。いくら成長したといっても、何がなんだかよくわからない…みたいな所までほんとにリアル。生々しい。

すきだったな、この生々しさ。
また観たいけど、絶対ためらう気がする笑

ちょっと北欧ホラー感あって、個人的にめちゃすこ🎯
短尺なのに魅入ってたら、もう、あっという間だった笑