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カプリコン・1のhokaのレビュー・感想・評価

カプリコン・1(1977年製作の映画)
3.0
With that kind of technology, you can convince almost anything…

冷戦下のアメリカ/ソ連の宇宙開発事業は、どちらが覇権を握るかで熾烈だったと記憶している。

現在の中国との通信システムネットワークの覇権争いに似ているが、いずれにせよ軍事転用が最終目的なのは変わらない。

相手をどうやって出し抜くかが鍵だが、情報戦は今に比べてアナログな方法だっただろうし、私自身もアポロ11号の月面着陸の映像はアメリカの策謀じゃ無いかと疑念を持っている。

髭なしJ.ブローリンは誰だか分からなかったし、葉巻を咥えないE.グルードも珍しい。
刑事コジャックも意外な役を演じてる。

O.Jに至っては、今年亡くなった事も知らなかった。
Naked gunでのおかしな演技と彼の起こした事件とは頭で上手く結びつかなくて唖然としたものだった。

映画は対外的というよりむしろ、宇宙開発機構の予算獲得の為のConspiracy がテーマになっている。

殆ど砂漠を彷徨う宇宙飛行士の話だが、テーマ性は頗る興味深い作品となっている。
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